3.地下ダムのしくみ
 地下ダムは、不透水層の上面に形成された地下谷に止水壁を設け、地下水の流れを
堰止めて、透水層(帯水層)の空隙中に地下水を貯留する施設です。
       地下ダムの特徴

@地下ダムは地下に水を貯留するため、地表での環境破壊はなく、従前と同じ土地利用ができます。
A地下水の流動は地表水に比へ遅いため、干ばつ等の気象条件に大きく左右されない、安定した農業用水の
 供結ができます。
B地下に貯留するため、水温・水質ともに一年中を通して安定しています。
          晴天時                        降雨時
晴天が続いても、地下には地下水が
賦存しています。
降雨時、琉球石灰岩層に地表の雨水がしみ
込み、時間をかけ徐々に地下水となって下流
側へ流れていきます。
地下ダムが完成すると・・(地下ダムの概念図
1.止水壁で地下水を
  貯留

2.井戸から地下水を
  汲み上げる(ポンプ)

3.水田受益地に排水
  (自然流下)

4.送水機場からファーム
  ポンドに送水(ポンプ)

5.ファームポンドでの用
  水管理

6.ファームポンドから畑
  受益地に配水(ポンプ)

7.スプリングクラー等で
  散水(関連事業)