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         復興50周年記念碑

  わが饒辺区(字饒辺、字安勢理)は戦中戦後
 をとおし、苦渋の生活を強いられた歴史があり
 ますが区民の一致協力により今日の繁栄をみる
 に至っております。
  これまでの諸先輩方の御苦労を労らうと共に、
 世界の恒久平和と区民の融和に努め、これから
 将来も「和」をモットーに区民が一丸となって、
 饒辺区の振興発展に寄与することを願いっつ、
 「和」の文字を刻んだ記念碑を饒辺区ゆかりの地カビキモーに建立しました。
 なお碑は饒辺区で採掘された石を使用しております。

                   饒辺区戦後復興50周年記念事業実行委員会


           復郷50同年記念碑

  我が字饒辺は、沖縄戦がまだ終わらない1945年
 (昭和20年5月)進駐してきた米軍の避難命令により、
 他所に移住させられた。
  移住は、最初に隣村の勝連町字南風原と具志川市
 字高江洲、遠くは北部の宜野座村に(1945年5月27
 日から)次いで与那城町の大道原に(1946年2月5日
 から)さらに字西原に(1946年9月1日から)と3度に
 わたって行われた。
  郷里を離れて4年半、ようやく帰郷の許可を得て、
 1949年(昭和24年)10月からなつかしい、故郷饒辺
 への帰還を開始し、翌年8月に完了した。
  帰りついたふるさとは、かつての、のどかなたたずまい
 を全く無くしていたが、住民こぞって力を合わせて
 復興に励み、今日の隆盛を見るに至った。
 この碑は、帰郷50周年に当たり戦後の歴史を後世に残すため、当字出身の元沖縄県議会
 議長(1988年〜1992年在任)平良一男氏の御厚意により建てられたものである。

                               1999年(平成11年)11月吉日