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          実行委員長挨拶

               饒辺区戦後復興50周年記念事業
                  実行委員長  久保田  優

  饒辺区戦後復興50年記念式典を挙行するにあたり一言
 ご挨拶を申し上げます。
  本日ここに饒辺区戦後復興50周年記念式典を挙行するに
 あたり御案内申し上げましたところ、多くの皆様方が御出席を
 頂き誠にありがとうございます。
 又、御来賓の皆様には公私ともに御多忙の折にもかかわりませず、御臨席を賜わり
衷心より深く感謝を申し上げます。ありがとうございます。
 さて、当区出身の元県議会議長平良一男先生より贈られました帰郷50周年記念碑
にもありますように、我が饒辺区は戦中より米軍による避難命令で勝連町南風原、具
志川市高江洲、遠くは宜野座村へ移住させられ、昭和21年5月には与那城町の大道原、
同年9月には西原区並びに与那城区へと三回に渡って行なわれました。
 故郷を離れて4年半、昭和24年10月に帰郷の許可を得て饒辺区に帰る事が出来まし
たが、翌年の昭和25年8月までかかりました。帰り着いたふるさと饒辺は、米軍のブ
ルドーザーにひきならされ戦前のたたずまいは面影も無く、まさしくゼロからの出発
でしたが全区民が一致団結し復興に励み、現在の隆盛を見るに至っております。
 饒辺区戦後復興50周年記念事業は、区民の皆様のご理解とご協力を得て3年計画
ですすめてまいりました。
 平成9年には新しい文化として「饒辺平和めをと獅子」
 平成10年には14年振りの「饒辺区大綱曳き」の復活
 今年は明日の祝賀会で「組踊り・姉妹敵討」を70年振りに上演致します。
 20世紀最大の出来事である先の大戦により、苦難してきた人々が1900年代最後の
年、1999年に戦後復興50周年という節目の年を迎え、21世紀に向け一層発展して
いくものと確信を致します。
 本日、記念式典において感謝状を贈ります西原・与那城両区並びに区民の皆様には
自らも復興の最中でありながら私達饒辺区民を快く受け入れて頂き、その恩情に対し
饒辺区民を代表し深く感謝を申し上げます。
 又、仲原源三氏を始め、饒辺区復興発展にご尽力なされ、 本日表章をうけられ
る皆様方のご尽力に対し衷心より敬意を表します。大変ご苦労様でした。
 終わりに、戦後復興50周年事業成功のため、一生懸命頑張ってこられた実行委員
の皆様方をはじめ、ご理解ご協力を頂いた区民の皆様に感謝申し上げるとともに、本
日ご参会の皆様方のご健康と益々の御活躍を祈念申し上げ、さらなる饒辺区の発展の
ため全区民が和をもって取り組める自治環境づくりをお約束申し上げご挨拶と致します。

                                   平成11年11月20日